「レディー、サムライ」

2005年10月10日(月曜日)

「ノーコミック、ノーコミック」
「南極フォーーー!!」
これ、ちょっとばかりのブームの言葉です。
仲間にしかわからないけど、、、、、、

さて、タイラジャダムナンスタジアムの試合の計量ってのは朝の7時なんだね。六時半から予備計量出来て、ほぼ、全員がサウナスーツ着てその場で体重落としてリミットに合わせていた。
そして、朝七時の計量後は、タイチャハン、ドリアン、カウニャウ、カウニャウマムアン、生ココナッツジュース、など好物でレアで普段日本では頻繁には食べられない物ばかり食べられた。
試合直前にこんなに新鮮な大好物達が食べられるなんて、幸せだった。
試合は、全階級通じて屈指の現役チャンピオン相手に見事にやられてしまったが、タイ本国のラジャダムナンスタジアムで現役王者と試合出来たという事は俺の人生の自慢の出来事だ。
俺の顔面は、六針と三針の合計九針縫うことになった。九ってのは、西洋的ラッキーセブンと同じでタイでは縁起がいいらしい。
何針縫った?と聞かれて、「6針と3針で合計9針だ」と言うと、縁起が良いって感じで知り合いのタイ人達はみんな指差して爆笑していた。
しかも、タイ人がよくやる、おいっちよかぶみたいなトランプの賭博で6と3で9になると強いというのにも、かぶっているということで「6と3で9。あーーーーはははははっっ」って指差して笑われた。
その後、何処へ行っても「その傷どうした?」って聞かれ続けるもんだから適当なギヤグを思いついて、「レディー、サムライ」って感じで女に物で殴られたという嘘をどこへ行っても言い続けたんだけど、全てのタイ人が信じるのには驚いた。
「どこでやられたの?」とか、「へぇーーー」とかで、すんなり信じてしまうのである。
なにやら、タイでは十分あり得る事らしいね。日本だったら、顔に傷があって、「怒った女に殴られた」って言っても、冗談としか思われないはずなのにね。
この出来事でも、日本とタイの文化の違いを感じる事が出来て楽しかった。
そして、また俺の顔には、「カッコイイ傷」が増えたのである。
試合前は、ドキドキし過ぎてなのか、開き直り過ぎてなのかわからないけど、仲間としゃべってたくて、しょうがなかった。デビュー戦の頃みたいに、試合直前に会場入場エスコートしたり、前日まで人に(土屋ジョーエスコートサービスは、前日午後9時まで行われた)会ったり、試合日の夕方に、「今どんな気持ちですか?頑張って下さい。」とか、
「ちょっと、彼女に代わります」とか、電話が掛かってくるのも、今回に限っては、かえって嬉しく楽しい位のことだった。そして、仲間みんなに生で「俺の背中」を見せて試合が出来る準備が全て整った。
フォーーーーーー!!!!
今回のテーマは、初体験の、ムエタイ本国タイラジャダムナンスタジアムでの試合で俺の最適正体重のスーパーバンタム級の現役のチャンピオンと、試合すること。
そして、勝率が、100分の1だろうが、200分の1だろうが確率論の定義からすると、勝率100分の1なら100回戦えば、1回勝て、200分の1なら、200回戦えば1回勝てると言うことなわけで、
勝率100分の70とか、100分の60とかの試合を一回目や二回目で何度も落として来たことがあるように、今度は、100分の1や200分の1の試合で、その、たったの1の勝率確率が、一回目の対決の9月19日に来ないかなぁ、と。
こんな俺が、歴史の扉の前に立つことだけは出来ているということに、心の底から感謝してワクワクしてドキドキして、、、、、ムエタイフォーーー!!!」
そしてやはり、ムエタイ(キックボクシング)が国技であるタイ本国のラジャダムナンスタジアムで現役王者と試合出来るという事は俺の フォーーーー!!!
、、、、つづく、、、、、、


       

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